代表挨拶

三協インタナショナル株式会社
代表取締役・宮本 進

日本の最先端技術を支え続けて
半世紀以上
「信頼」をぶれない軸に、
黒字経営を継続中

宮本社長

昭和の良き時代の風土と先駆的な働き方をバランスよく融合

宮本社長

三協インタナショナルは、エレクトロニクスの専門商社です。 取引先は、国内の発電、航空宇宙開発、鉄道車両、輸送機開発といった分野の一部上場企業が7~8割を占めています。携わるプロジェクトも皆さんがニュースなどで見聞きされるような大規模な物が数多く、こうしたトップクラスの研究開発を、“計測技術のエキスパート”としてサポートするのが私たちの使命です。

たとえば火力発電の現場では、計測システムの取り付けから点検までを担います。東日本大震災の際には、当社の社員が被災地の火力発電所に向かい、計測システムの点検、オーバーホール作業を行いました。こうした非常時にご依頼をいただけるのも、当社への信頼があればこそのことだと自負しています。

また、航空機開発やロケットの打ち上げでは、様々な計測システムやセンサをご使用いただいております。自動車業界においても、エンジン回りの計測や、高速電気モーターの開発などを通してエコカーから、モータスポーツ車両まで幅広く先端技術のプロジェクトに携わっております。

こうしたプロジェクトは5年、10年と長いスパンの計画が多いのですが、そうした将来的な収益の見通しが立てづらいプロジェクトに、積極的にかかわることができる企業は決して多くはありません。しかしながら、私は「どうしてもこのプロジェクトにかかわりたい」と社員が熱意を持って挙げてくる案件は承諾するようにしています。仕事の進め方についても社員の自由裁量に任せています。それでも、創業以来半世紀以上一度も赤字決算になったことはありません。これは当社の特筆すべき点の一つです。

このように良好な経営状態が続いているためか、当社には昭和の高度成長期の日本の会社のような、家庭的な雰囲気がまだ残っています。
前回の東京オリンピックの頃は、非常に景気のよい時代でした。「まじめに働いていれば良い暮らしができる」と、皆が常に向上心を持って働いていました。その当時から、退職金や家族手当といった各制度に加え、社員旅行や忘年会なども大事にしています。終身雇用、愛社精神といった言葉はすでに消え去っているような昨今ですが、当社で長く働いている社員が多いことは、社員の多くが愛社精神を持ってくれていることと私は感じています。

その一方で、先駆的な働き方の取り組みもしてきました。
当社で週休二日制が開始したのは昭和39年。残業もほとんど発生せず、定時帰宅を奨励しています。私たちは商社ですが、営業にノルマを課すこともありません。年功序列といった考え方もなく、役職名で呼ばれているのは社長の私ぐらいですね(笑)。役員でさえも、下の名前で呼ばれているほどです。

「人間力」で信頼・信用を積み重ね、日本の開発技術を支え続ける

宮本社長

では、私たちはどのようにして長きに渡り良好な経営を続けて来られたのでしょうか。

それは、お客様との信頼関係を何より大切にしてきたからだと考えています。
例えば、あるロケット関連の事業では、打ち上げが差し迫った頃に機器の不具合が生じ、すぐにアメリカにあるメーカに機器を持参し、修理を行いました。最終的には、機器の納品額よりも修理に掛かった費用の方が高額で、数字だけを見れば赤字でした。けれども、金額ではなくお客様からの信頼を大切にしたのです。実際、すぐに対応したことにとても感謝していただけました。
「三協インタナショナルなら安心して任せられる」という信頼・信用の積み重ねが、次の仕事を産むと私は信じています。

長くお客様と信頼関係を築くためには、人間力が問われます。
海外への社員旅行を続けているのも、社員に「品格や教養を身につけてほしい」というのが私の意図するところです。異文化に触れ、博物館に行ったり、良い音楽を聴いたり、美味しい物を食べる。そうしたことが人間力のベースになると考えているからです。
海外出張も多くありますが、若手社員に一人で行かせるようにしています。現地で電車を乗るにしても、切符の買い方一つ自分で調べなければわかりません。そうした「自分で行動し、理解する」姿勢が大切なのです。大阪の若手営業社員が先日、ドイツの取引先のセールスミーティングに行ってきました。彼にとっては初の海外でしたが、一人で飛行機と電車を乗り継いで行ってもらいました。その経験は勉強になっただろうし、自信もついただろうと思います。

今後も三協インタナショナルは、最先端技術にかかわる仕事を継続していきます。そのためにも、人材の採用に力を入れ、日本の開発技術を支える仲間を増やしたいですね。当社は幅広い業種のプロジェクトに携わっていますが、まずは「一芸に秀でること」が大切。例えば、「金属加工に関しては誰にも負けません」と言うのでも良い。何か一つを極めれば、そこから次の最先端技術へと、仕事の幅をどんどん広げていくことができます。ぜひエレクトロニクスのプロフェッショナルとして、日本の技術力を私たちと一緒に支えていきましょう。

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