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Mensor社 液圧コントローラCPC8000-Hのエア抜きについて

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Mensor社 液圧コントローラCPC8000-Hのエア抜きについて

液圧コントローラCPC8000-Hでは稀に、制御中に圧力が上がらなくなったというお話を聞くことがあります。
一つは圧縮率の影響、こちらは以前のコラムでお話しております。
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https://www.sankyointernational.co.jp/download.html

もう一つは残留エアによる影響です。
CPC8000-Hでは制御前の自動プライミングポンプにて配管やマニホールド、
DUTのエアを自動的に排出することができます。
しかし、配管やマニホールドが多岐に渡る複雑な配管、
配管内径が非常に細い等の理由でエアを完全に抜くことができず、
エア噛みが発生し、思わぬところで圧力が上がらなくなることがあります。

そのような場合の解決策として、制御前の真空ポンプによる配管内のエア抜きをご提案しております。
CPC8000-Hの吐出口と配管の途中に真空ポンプを設置し、エア抜きを行います。
真空引きによる圧力変動は-0.1MPaのため、
液圧コントローラで校正されるような高圧センサに影響を与えることはありません。
例えば70MPaのセンサを校正する場合、真空引きによる変動はわずかレンジ全体の0.143%です。

今井_イメージ図_20230424.jpg

 

この真空引き後に外部タンクより圧力媒体を注入することも可能です。
このような対策により、プライミングポンプによるエア抜きが難しい場合、
制御中に停止するようなことはなくなります。
弊社ではこの他、圧力コントローラを使用する場合の様々なご提案を行っております。
圧力コントローラを使用する上でお困りのことございましたらお気軽に弊社までお問い合わせください。


油圧・水圧用コントローラ CPC8000-H▼▼
https://www.sankyointernational.co.jp/products/pressure_controller/item_425

本記事に関するお問い合わせ▼▼
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