2016/1/7 Jewell Instruments
フォースバランス型サーボ傾斜角計と加速度計は、35年に渡りJewell Instruments社の主力製品です。
それらは様々な条件、多数の市場、無数のアプリケーションで使用されており、世界中で見つけることができます。
そして高精度であることが特徴でアメリカにて生産されています。
良さそうに聞こえますが、これらのセンサが正確に動作する原理は何でしょうか？
フォースバランスセンサの心臓部品について
この技術は「マスアンバランス」と呼ばれる振り子機能やサーボモータなどの複雑な機械部品で構成されています。
角度または加速度の変化がセンサに作用するとそれに報じて振り子が移動します。それに応じてサーボモータは振り子と同じ反対の力を加えます。それが測定され回路で増幅されて出力信号が得られます。
フォースバランスセンサの利点について
フォースバランステクノロジーはプロジェクトにいくつかのメリットをもたらします。最大160Hzの安定した動的応答を備えています。
一部のセンサは読み取り値の干渉を防ぐためオイルダンパーを備えることができます。この機能は、特定のアプリケーションで帯域幅をカスタマイズするために、要求に応じて変更することが出来ます。
その幅広い測定範囲（傾斜角計の場合は最大±90°、加速度計の場合は±20G）により、航空宇宙、鉄道、産業、海洋、軍事、地盤工学など多くの市場でのアプリケーションで使用することが出来ます。また温度ドリフトが非常に少なく、耐衝撃性と耐振動性が高いため、プロジェクトにおける厳しい条件に適しております。
フォースバランステクノロジーの限界
デメリットは常に存在しています。このテクノロジーは多くの可動機械部品で構成されているため、オイルダンバーがない場合は高レベルのノイズや振動に敏感になります。
そして一部のモデルにはアプリケーションに応じて、利点または障害となる可能性がある両電源駆動となっています。
Jewellのエンジニアはお客様と協力して、プロジェクトに必要な精度を得ることができると思います。
(Jewell Instruments 社によるオリジナル記事です。 許可を得て日本語に翻訳しました。)
元のソース：http://www.jewellinstruments.com/the-operation-of-a-force-balanced-sensor/
本記事に関するお問い合わせ
https://www.sankyointernational.co.jp/contact.html
Jewell Instruments社製 傾斜角計
https://www.sankyointernational.co.jp/products/sensor/tilt_snsr
Jewell Instruments社製 加速度計
https://www.sankyointernational.co.jp/products/sensor/acceleration_snsr/servo_accelerometer
