昨今、アナログ出力のセンサだけでは無く、
デジタル出力のセンサも増えて参りました。
用途によって、アナログ出力で無ければ計測が難しい場面はございますが、
USBやEthernetにてPCに直接出力が出来るのは、
とても使用用途の幅が広がる進化となります。
さて、今回はその中でPOEについて説明致します。
POEとは、Power over Ethernetの頭文字を取ったもので、
LANケーブルを通して電力を供給する技術の事です。
LANケーブルのみで電力供給が可能なため、屋外や高所、
工場生産ライン監視等の電源を確保しにくい現場での設置に最適な技術となります。
POEには規格があり、
「POE(IEEE802.3af」「POE+(IEEE802.3at」「POE++(IEEE802.3bt」
と規格に対応した製品を選定する必要があります。
また、スイッチングハブもPOE対応の機器を選定する必要があり、
使用するLANケーブルも「カテゴリ５e(CAT 5e)」よりも
数値が大きいLANケーブルを使用するなど注意が必要となります。
今回はPOEについて、簡単ではありますが説明させて頂きました。
どの様な計測をされたいかによって、
アナログ・デジタル出力の選定や、必要機器なども大きく変わって来ます。
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