
スイッチング電源とはどういったもの?
スイッチング電源とは、半導体素子を高速でON/OFF(スイッチング)させて電圧を変換し、
電力を供給する装置です。小型・軽量でありながら電力変換のロスが非常に少ないため、
スマートフォンやパソコンの充電器、各種家電の内部回路を駆動させる為の直流電源など、
多くの電化製品に広く利用されています。
スイッチング電源の仕組み
コンセントから流れる交流(AC:東日本は50Hz、西日本は60Hz)等の電源を、電子機器などで
使える直流(DC)に変換します。電源電圧を直接下げるのではなく、一度高い周波数の交流に変換してから
トランス(変圧器)で電圧を下げる仕組みをとっています。
大まかには、AC入力→整流回路→高周波スイッチング回路→絶縁トランス→整流・平滑→出力 というフローで
装置内の回路を進み電源が変化する仕組みです。
スイッチング電源のメリット
スイッチングによるロスが少なく、消費電力の無駄を省けます。大きなトランスが不要なため、同じ出力の
リニア方式(トランス式)と比べて大幅に小さく軽量化して製作することが可能です。
スイッチング電源のデメリット
電流を高速でON/OFFするため、スイッチングノイズと呼ばれる電気的ノイズが発生します。
計測装置等でスイッチング電源を用いる際は、信号にスイッチング電源のノイズが乗ってしまう事もある為、
注意が必要です。もし信号レベルが小さい場合や、信号にノイズが乗って計測に困る時は、ローノイズタイプの
スイッチング電源を用いると、問題が解消する場合もあります。
スイッチング電源には平滑用の電解コンデンサが多く使用されており、これらが長期間の使用や発熱によって経年劣化し、
電源全体の寿命を縮める可能性もあるので注意が必要です。
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