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【技術情報】 圧電式圧力センサ

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【技術情報】 圧電式圧力センサ
・圧力センサの紹介

圧力センサには様々な種類があります。
弊社の取り扱い製品には計測方法として、
ストレインゲージ(金属ゲージや半導体ゲージなど)を用いた、静圧(絶対圧、ゲージ圧、差圧)の計測が可能な製品や、
圧電素子(圧電セラミックや単結晶圧電素材)を用いて、高い応答周波数にて動圧の計測が可能な製品などがあります。

・圧電式圧力センサの原理

前述のとおり圧電式圧力センサは動的圧力の測定に使用される製品であり、静的圧力の測定には適しておりません。
圧電式圧力センサはその名前の通り、圧電効果を利用した製品です。

圧電効果とは特定の結晶素材がもつ性質であり、外部からの圧力によって生じる歪みに応じて、電圧を発生させる現象の事です。

外部から圧力が加えられた圧電素子の内部では、格子状に配置されたイオンの位置にずれが生じます。
圧力に比例してこのずれは大きくなり、素子単結晶の両端がそれぞれプラスとマイナスの電気を帯びる「電気分極」という現象が起こります。
この電気分極により電圧が発生するのです。
圧電効果は1880年に発見された現象であり、現在でも様々な製品に応用されている技術です。

身近なものとしては、使い捨てライターが挙げられます。
圧電素材を用いた着火石に圧力を加えて高電圧を発生させ、それによる火花でガスを着火させているのです。
また、宝石や装飾品として使用されるトルマリンは天然の圧電素子でもあり
圧電型センサに使用されることもあります。

・弊社取り扱い製品の紹介
下記リンクにて弊社取り扱いの圧電式動圧センサの詳細情報をご確認いただけます。
https://www.sankyointernational.co.jp/products/sensor/pressure_snsr/dynamic_pressure_snsr




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