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【加速度センサ】タイプ別アプリケーションのご紹介

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【加速度センサ】タイプ別アプリケーションのご紹介

弊社加速度センサ(振動センサ)のタイプは代表例として、以下の4タイプがあります。

各タイプにより、測定可能な周波数帯、振動レンジ、耐熱等が異なりますので、アプリケーションに合わせたセンサを選定することが重要です。

 

・圧電型

素子にセラミックや水晶等を用いており、圧電効果を利用して加速度を検出します。アンプ非内蔵のモデルは構造上、運用可能な温度域が広いため、高温のタービンや極低温の水素タンク等の振動監視に使用されています。また、落下・衝突試験などの高加速度、高周波数測定に適しています。

取り扱いメーカ:APTech、Meggitt、DJB
https://www.sankyointernational.co.jp/products/sensor/acceleration_snsr/acceleration_pickup

 

・静電容量型

加速度により固定電極と可動電極の距離(容量)が変化することで加速度を検出し、重力などのDC成分も検出も可能です。あまり高い振動レンジ・周波数帯までは計測できませんが、温度特性に優れており、精度面での費用対効果は高いです。主に、産業機器の姿勢制御や自動車の加速・減速挙動検知に使用されています。

取り扱いメーカ:Jewell
https://www.sankyointernational.co.jp/products/sensor/acceleration_snsr/mems

 

・ピエゾ抵抗型

バネの先に錘が配置されており、加速度による錘の変位をバネに配置したピエゾ抵抗素子により検出します。MEMS技術を使用し、他のタイプと比較してやや精度面では劣りますが、圧倒的に小型で安価となります。オンボードモデルは主に携帯電話や玩具等の組み込み用途が多く、アンプ・ケーブルが一体になったモデルは搬送機などの産業機器の衝撃検知に使用されています。

取り扱いメーカ:TE connectivity、Honeywell
https://www.sankyointernational.co.jp/products/sensor/acceleration_snsr/semiconductor_accelerometer

 

・サーボ型

外部からの加速度が内部の振り子に作用し変位が生じる(慣性力)と、位置センサがそれを電気信号に変換します。信号はサーボ増幅器で増幅後、変位に比例した電流がトルクモータに加えられ、振り子を初期位置まで戻そうとします(復元力)。この平衡状態(慣性力と復元力が釣り合う状態)を発生させる電流を加速度信号として取り出します。他の方式よりも低ノイズ、高感度、高分解能であり、低域(数百Hzまで)の位相特性が良い為、地震検知・建築体の監視に使用されています。

取り扱いメーカ:Jewell
https://www.sankyointernational.co.jp/products/sensor/acceleration_snsr/servo_accelerometer

 

各タイプのセンサに対応した電源やフィルター等の周辺機器も取り扱っております。

モデル選定を含めた詳細につきましては弊社までお問合せ下さい。

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