TOP > ブログ > WBGT値の求め方と熱中症対策

WBGT値の求め方と熱中症対策

media

WBGT値の求め方と熱中症対策

6月中旬、突然の猛暑に見舞われ、救急搬送される方が急増しました。
ニュースでは〇年に1度の暑さです。と、嫌になるほど耳にしていると思います。
その時に、「熱中症に気を付けてください」、「外での運動は控えてください」などの言葉も一緒に聞いていると思います。
熱中症の注意喚起の基準となる「熱中症アラート」という指標があります。
この熱中症警戒アラートは具体的にはどのような条件で発令されるのでしょうか。

熱中症警戒アラートは、暑さ指数(WBGT値)の予測値が33以上となると発令されます。
各地の観測地点のWBGT値は、環境省のウェブサイトで確認することができます。
アラートが発令されると、「運動は原則中止」となり、エアコンなどで温度管理された室内で過ごすことが推奨されます。
また、すべての観測地点でWBGT値が35を超える場合には、「熱中症特別警戒アラート」が発令され、より一層の注意が必要です。
この場合は、不要不急の外出を避けることが推奨され、業務上可能な場合にはテレワークの実施も呼びかけられています。

このWBGT値は、気温のように「(度)」で表されます。

WBGTは、以下の式によって求められます:
WBGT = 乾球温度 × 0.1 + 湿球温度 × 0.7 + 黒球温度 × 0.2


この計算式には、気温・湿度・輻射熱といった要素が含まれており、より現実的な暑さの指標となっています。
屋外での仕事場では「WBGT測定器」という専用機器を使用し、実際に作業する環境下でWBGT値を計測した上で、
熱中症対策を行うことが義務付けられています。

今年の夏も厳しい暑さが予想されます。熱中症を防ぐために、以下のような対策を心がけましょう:

こまめな水分補給と休憩
日中の不要不急の外出を避ける
汗をかく程度の軽い運動を日常的に行い、体温調節機能を高める
これらを意識して、暑い夏を乗り切りましょう。

熱中症は、処置が遅れると命に関わる重大な症状を引き起こします。
自分の体を大切にしましょう。

お問い合わせ

CONTACT

お電話からのお問い合わせはこちら

03-3662-8100

03-3662-8100

受付時間 9:00~17:30(土日・祝日除く)