
私の仕事柄、「日本各地でデータセンターの建設が加速している」
という記事を目にする機会が増えました。
そこで今回は、データセンターとは何か、またデータセンターがどのように
私たちの暮らしに役立っているのか知らない部分がたくさんあるので、少し掘り下げてみようと思います。
データセンターとは?
データセンターとは、インターネットやクラウドサービスを支える
「情報の心臓部」ともいえる施設です。サーバーやネットワーク機器などの情報システムを
大量に集約・設置し、安定して稼働させるため主に以下のような設備があります。
・サーバーラック(多数のコンピュータを収納)
・冷却装置(サーバーの発熱を抑える)
・無停電電源装置(UPS)、非常用発電機(停電時でも稼働)
・高セキュリティ対策(入退室管理、監視カメラなど)
またデータセンターの需要が増えているのは、次のような理由になります:
①生成AIやクラウドサービスの普及、動画配信、クラウドストレージの利用などが生活や仕事に欠かせない存在となり、
データ処理・保存ニーズが急増しています。
②政府のデジタル化支援 「デジタル田園都市国家構想」など、地域にITインフラを整備しようとする国の方針や
地方にデータセンターを設けることで雇用が生まれ、税収も増えることから、自治体側も積極的に誘致しています。
しかし、データセンターの建設には良い事ばかりではありません。課題としては、次のような点があります。
・電力供給と電力消費
データセンターは非常に多くの電力を消費するため、地域の電力需給や脱炭素政策とのバランスが課題
・地域との共生
過疎地に建てることで地域住民との距離が生まれないよう配慮が必要
また騒音・熱・景観などへの環境配慮
データセンターは、電気や水道のように、私たちの暮らしを支える不可欠なインフラです。
普段意識することは少ないかもしれませんが、今やなくては生活が成り立たないほどの重要性を持っており、
これからの社会を考えるうえで、もっと知っておきたい存在です。
各種製品取り扱っております。
お問い合わせはこちら▼
計測・校正システムの三協インタナショナル株式会社 | 三協インタナショナル株式会社