
機械加工等により製造された物の表面には、
高さや深さ、間隔の異なる凹凸が連続した複雑な起伏が生じます。
この起伏が大きなものを『うねり』と呼びます。
また、大きくはないが微小な凹凸のものを『表面粗さ』や『面粗度』と呼んだりします。
製品の表面は、光沢や手触りなどにも影響することから製品イメージに繋がる要素でもあります。
製品・加工物の使用用途によっては、表面粗さ・面粗度がとても重要になる場合があります。
例えば、弊社が取り扱う加速度計等の振動計測に用いる様な製品は、センサと接触する表面が重要です。
『うねり』があったり、『表面粗さ』の状態が悪い場所にセンサを取付けて計測した場合、
計測したい信号とは別の振動が発生する要因となり『ノイズ』がより大きく発生するケースがあります。
メーカによっては、接触面の加工に指定がある場合があります。
例えば、マニュアルや図面に接触面が『Ra=1.6』や『N5』等と記載されていたりします。
これらは、粗さを表す指標になります。
接触面に注意しなければならないセンサを使用している場合、
もし従来とは異なる信号が発生したり、いつもよりノイズが大きい等の現象が起きた時は、
センサの接触面をチェックしてみてもいいかもしれません。
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