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誤差・不確かさって何?

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誤差・不確かさって何?

以前センサをご購入して頂いたお客様より誤差・不確かさについて問い合わせを頂いたことがあります。

同じ疑問をお持ちになるお客様もおられると思いますので簡単にですが、ブログの方にも上げさせて頂こうと思います。

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測定とは、現象や物体の性質を数値化する事です。

ある物体にどのくらい圧力が加わっているのか、どのくらい伸び縮みしたのかといったことを数値化することによって知る事が出来ます。

そして測定には何らかの測定器具を使用します。

例えば圧力を測るには圧力計、距離や振れ幅等を測るには変位計を使用して数値に変換します。

どの測定で得られる値についても、測定器や周りの環境・状況によって信頼度が異なるため、常にある幅の疑わしさが残ります。

この疑わしさや異なる信頼度が真値(理論値)との差を生み出し、これを「誤差」や「不確かさ」といった言葉で表されます。


ここで「誤差」という言葉と「不確かさ」という言葉を混同にしてはいけません。

「誤差」とは、真値(理論値)と測定値との差をいい、

【誤差=測定値-真値】

と表すことが出来ます。

「不確かさ」とは、測定結果の疑わしさを数値で表したものをいい、数値として捕える事の出来ない未知の誤差によって起きるばらつきを意味します。

誤差の要因  :直線性、周波数応答、温度特性 等

不確かさの要因:エージングによる変化、摩耗、温湿度 等

不確かさを取り除くことは出来ないので、誤差を出来る限り少なくする事を考慮し、測定器具や構成部品の選定、また設置環境の整備を行うことが必要になります。

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