
弊社は、様々な海外製のセンサ、計測機器の販売をしております。
センサの営業は奥が深く、カタログ上の知識(製品の仕様や性能)が分かっていてもそれだけでは不十分で、取付けや周囲環境に対する特性なども考慮した上で適切なセンサを提案しなければなりません。
使用条件により、同じセンサであっても本来の性能が出でなかったり、全く使い物にならなかったりすることもあります。
そうならないようにお客さんへのヒアリングが非常に大切で、後で、「えっ!そうだったの」みたいな使用方法だったり、お客さんの目標としているところの認識が違ったりして大失敗することがあります。
私も新人のころは、お客さんがおっしゃっている使用方法のイメージがつかめず、大変苦労した記憶があります。
そう言う意味では、ある程度の経験が必要とされる仕事であると思います。
新人の営業は、先輩や技術に相談しながら、場数を踏んでいくしかないでしょう。またメーカからの情報や助言を得ることも大切です。
ある程度経験を積んで、提案したセンサが上手く使え、お客さんがいいデータが取れたよって喜んで下さると本当にやりがいを感じさせてくれる仕事でもあります。
さて、お客さんの立場に立って、お客さんは製品及び営業マンに何を望んでいるか?を考えてみたいと思います。
➀ 要求仕様に合い、性能が良いこと。
② カタログに書いていない部分のノウハウやアドバイスを提供してもらえること。
③ できるだけ価格が安いこと。
④ 使用するスケジュールに間に合うよう納品されること。
⑤ 壊れないこと。
⑥ 購入後、使い方を含めて技術サポートが受けられること。
⑦ 故障やトラブルがあった時に迅速に対応してくれること。
➀と③と④と⑤はメーカに依存するかもしれません。
②は営業マンの知識や経験が必要⇒営業マンの努力が必要。
⑥と⑦が私は非常に重要であると思っております。
昨今は、海外製品であってもインターネットや物流の発達により、誰でも購入することができ、またできるだけ安い物を探すことができます。
でもお客さんは、限られた予算で製品を買ったため、その製品を使ってなんとしても仕事をやり遂げなければなりません。
私物や趣味の世界ではないのでお客さんも真剣です。
海外製品は日本にはないユニークな良いものが多くあります。
特にニッチな分野で使われるようなセンサは、欧米によくみられます。ただ、海外製品はマニュアルが分かりにくく、また日本人のように小まめにサポートしてくれません。
弊社でも海外メーカに質問してもなかなか返事をくれない場合があります(悪気はないのですが、文化の違いでしょう)。
そこで弊社では、技術部の存在が大きいと思っております。
弊社の技術部では、入荷検査はもちろんのこと、不具合調査及び修理もできるだけ日本で行えるよう、メーカーから定期的にトレーニングを受けた人材や設備を整えるようにしております。
技術部員も社内での仕事だけでなく、できるだけお客さんの現場に赴き検査や修理など色々な経験を積んでおります。
まだまだ100%対応できない部分もありますが、迅速な技術対応をモットーに日々研鑽しております。
営業が豊富な知識及び経験により最適なセンサをお客さまに提供し、技術のバックアップによりお客様に安心して使っていただくというのが、弊社の目標としているところです。