
以前、当コラムにてflucon fluid control 社の紹介をさせていただきました。
・【メーカー紹介】flucon fluid control GmbH 流体特性計測のスペシャリスト
https://www.sankyointernational.co.jp/media/blog/a66
紹介した製品の中で、電気伝導率、比誘電率、誘電正接(tanδ)を計測する、
Epsilon+センサーがDIN51 111規格に2024年2月に準拠致しました。
DIN51 111規格はDIN IEC 60247規格(絶縁液体の比誘電率、誘電正接、および直流抵抗率の測定)より派生したものとなります。
DIN IEC 60247規格は変圧器用の絶縁油の計測を主軸に置いた規格の為、
高い DC 電圧 (0.03 ~ 1 kV/mm)で測定します。ここで弊害となるのが、
高いDC電圧で測定する場合、試料のイオン化等が発生しやすくなり、
誘電率の数値が高くなる傾向になります。
そこで、DIN51 111規格は非常に低いAC電圧で計測する為、
前述のイオン化等の弊害を最小限に抑えることが可能となりました。
またサンプル量が非常に少なくて済むのも利点です。(標準8ml)
オプションの温調装置と組み合わせることで、
最大-20℃~180℃までの温度依存性も測定することが可能です。
近い将来において高速ベアリング、ギヤの進化と共に、潤滑剤の研究は急速に進んできております。
ご興味をお持ちの方はお気軽に弊社までご連絡ください。
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