
当社では、風洞実験や飛行試験での機体にかかる圧力を多点計測するために、圧力スキャナという製品を取り扱っております。
Kulite社のKMPSシリーズは、圧力レンジが7kPa ~ 1700kPaと幅広く、小型な為風洞での使用はもちろんのこと、飛行試験でも使用が可能な64ch圧力スキャナです。
このスキャナは1モジュール16chで構成されており、最大4種類のレンジや圧力タイプの選定が可能です。(絶対圧・ゲージ圧併用可)
出力方法はイーサネットまたはRS-485のいずれかになります。
1つのモジュールには2つの24ビットアナログ-デジタルコンバーターがあり、16個の個別のセンサ出力を読み取ります。
A / Dは、各圧力チップから圧力信号と温度信号の両方を読み取ります。
信号調整とアナログ-デジタル変換はすべてモジュール上で行われ、ノイズを低減して信頼性を高めます。
デジタルデータは中央マイクロプロセッサに送信され、中央マイクロプロセッサは各モジュールに保存されている係数を使用してデジタル補正を行います。これにより、新しいモジュールがスキャナに接続されると、オンボードメモリからデータが自動的に読み取られ、ユーザーによるプログラミングなしでデータの取得が開始されます。
KMPSシリーズスキャナーは、-65°から255°F(-55°から125°C)の広い温度範囲で動作します。
無償ソフトウェアを使用すると、複数のKMPSスキャナから同時にデータを取得できます。
さらに、別途圧力校正器があれば、各センサのゼロと傾きの調整・校正も可能です。
また、モデルによってはモジュールとメインの電子ボードの距離を最大10フィート離し、風洞モデル全体に設置できるものや、着氷を防ぐヒータ、電動エアパージ、防水、防爆仕様 (クラスI Div II,ATEXゾーン2)と、様々なオプションもございます。
当社には標準仕様のデモ機がございますのでお気軽にご連絡ください。
製品紹介はこちら
https://www.sankyointernational.co.jp/products/pressure_scanner/item_308
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