誘電性流体の特性計測システム EPSILON+

誘電性流体の特性計測システム EPSILON+

flucon fluid control GmbH

製品概要

flucon fluid control GmbH社の誘電性流体の特性計測システムです。約8mlの少量のサンプルで、電気伝導性など各種パラメータの計測が可能です。

その他の計測器

誘電性流体の特性計測システム EPSILON+

製品特徴

EPSILON+(イプシロンプラス)はDIN IEC 60247に基づく流体インピーダンスの測定システムです。
電気伝導率や、比誘電率/誘電率εr、誘電正接(DDFtanδ)を計測できます。
システム単体での手軽な計測のみならず、PCを用いたデータ収集や、指定温度での自動測定といった運用も可能です。

アプリケーション
電気自動車開発や流体研究の分野における新たな課題
電気自動車やハイブリッド車の進歩により、潤滑剤および作動油は誘電特性に関する新しい要求を満たす必要があります。最新の合成オイルやギヤオイルは完全な絶縁体とは言えません。これは、例えばギアに静電気が溜まることで、オイルの張力を低下させる原因となり得ます。

電気自動車用のモーターは、これらのオイルへ新しい、様々な要求を生み出しています。高電圧と高周波の影響を受ける環境で流体の性能を評価するために、EPSILON+によって計測される、複雑な流体インピーダンスの知識が役立ちます。

EPSILON+は他にも多くの分野でご活用頂けます。ベアリング用グリースの検査、変圧器の開発と操作、オイルが冷却材として使用される大規模な電気技術アプリケーションでも活用の機会があります。

fluconは流体評価において重要なパラメータとなった誘電特性を計測するための強力なシステム、
EPSILON+ を皆様へ提供します。

主な機能

主な機能

誘電センサ EPSILON+
EPSILON+はDIN IEC 60247に基づいて、複雑な流体インピーダンスを正確に測定するために使用される、コンパクトな実験室用測定装置です。左図のセンサプローブを用いて、システムは次のパラメータを測定できます。
・電気伝導性
・比誘電率/誘電率εr
・静電正接(DDF tanδ)


測定
EPSILON+を用いた計測は非常に簡単です。測定用のサンプルは8ml程度で十分です。システムに付属のステンレス容器にサンプルを入れて、プローブを挿入すればすぐに計測が開始されます。サーモスタット(オプション)を使用すれば、目的のテスト温度まで自動で加熱、測定されます。

機能
・複素流体インピーダンスの測定
・約8mlの少量のサンプル量
・高い精度と再現性
・摩耗のないステンレス鋼製ねじ込みセンサ
・温度測定機能付き(Pt100内蔵)
・自動温度制御用サーモスタット(オプション)
・LCD付き電子ユニット
・ロギング、温度制御、測定評価に使える専用ソフトウェアを同梱

自動サンプル温度制御用のサーモスタット

自動サンプル温度制御用のサーモスタット

EPSILON+と連携して自動的に温度制御を行えるサーモスタットをご用意しております。その都度、手動で温度を設定したり、試験中に常にモニタを監視し続ける必要はありません。

●OMEGA ドライサーモスタット: 常温~180℃
●Julabo 熱交換器付き流体サーモスタット: 約-25~+180℃

製品紹介動画

1. EPSILON+による計測の様子


2. EPSILON+の基礎


3. Bode博士による製品のご紹介

メーカー紹介

メーカー紹介

flucon fluid control GmbH社はドイツ北部のハルツ山脈の麓にある都市、バルビス(BARBIS)にあります。ガス含有率、粘度、熱伝導率など流体の特性を測定する機器を開発しています。fluconはトライボロジー研究所の元メンバーと、クラウダール工科大学の機械動力学部の卒業生によって1991年に設立され、30周年を迎えました。

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